2017年4月10日月曜日

ローバー隊

Creating a Better World
ローバー隊長 越智 栄史

スカウト教育法の2本柱は班制度(小グループ活動)と進歩制度と言われています。しかし、ローバースカウトにおいては班制度も進歩制度もありません。また、当団ではローバー隊は隊としての活動は行わず各スカウトが個人プロジェクトで活動しています。昨年度も各自それぞれの目標の基、様々な活動を活発に行いました。また、日本連盟、県、地区、団行事にも奉仕させて頂きました。

ローバースカウト達は、ビーバー、カブ、スカウト、ベンチャーの各課程を経て様々な経験を積んでいます。一昨年は第23回世界スカウトジャンボリーが山口県きらら浜で開催されたこともあり、日本国内にとどまらず、海外のスカウトとも友好を深め交流を続けています。スカウト達は人生の中でもっとも自由で活発に動ける時期をローバースカウトとしての矜持を持ってよりよき社会の実現に向けて、自己研さん積んでいるのです。団の各隊への奉仕はもちろんのこと、地区や県、日本連盟の活動にも自らの意思で積極的に参加しています。この様な経験は最近の若者に欠けていると言われる自ら考え行動する力を養い、社会に出たときに大いに役立つはずです。

私は昨年富士山のふもとで開催された第12回日本アグーナリーに奉仕させて頂きました。そこではアイルランドのローバースカウト達が自らの意思で食堂奉仕をしており、食堂はとても国際色豊かな場所になっていました。その他にも、オーストラリア、マレーシア、シンガポールから派遣団が参加していた他、CJK(China,Japan,KoreaChinaは台湾)プロジェクトに参加していたスカウト達も来ており、富士の夕べやInternational Night各国の出し物でたいへん盛り上がりました。アグーナリーはハンディを持つスカウト達のジャンボリーです。パラリンピックの様な大会です。私はオーストラリア派遣団のサポートを担当しました。前回の第11回日本アグーナリーに参加していたスカウトも来てくれており、4年振りの再会を果たすことが出来ました。身体に重度の障害が有り、車椅子での生活ですが、遠くメルボルンからアグーナリーの為に、やってきてくれたのです。今ではフェイスブックでのつながりもでき彼を元気な姿は私の励みになっています。



個人的には昨年9月から大阪転勤となり、団の活動になかなか参加することが出来なくなってしまいました。単身赴任しておりますので、関西にお越しの際にはご連絡頂ければ、とてもうれしいです。関西には京都、奈良、神戸、大阪、USJ、姫路、彦根他いいところがたくさんありますよ。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。