2019年4月1日月曜日

ローバー隊隊長挨拶


スカウト活動の活性化に向けて

ローバー隊長 田中寿一

 スカウティングの主な目標は、昨年も述べましたが、若者の可能性を高めるために、各々の若者を支援し、刺激することにあります。スカウトの最終年代に当たるローバー年代のスカウトは、この目標を達成すべく、原隊指導者として、また、ユース年代のスカウトと共に県連や日連で活動しています。ローバー隊の指導者の役割はこのような個々のスカウトの活動を促進、助長していくことにあります。

 昨年度は、団委員長の方針にもあるように87団再生に向けて様々な取り組みがなされてきました。
 再生とは、原隊の活動が活性化することと同じ意味であり、活性化とは、スカウトが目を輝かせ楽しく活動できるようにすることと思っています。そのためには、次世代の団を支えるローバー年代のスカウトやこの年代を過ぎた若手指導者の役割はとても重要なものと言えます。
しかし、一方でこれらの世代の若者は、学業、就活、就職といった社会人への歩みを進める年代でもあり、スカウトとしての活動を両立していくことが難しい場面も出てくるのが現実です。
これらのことから、今年度は、ローバー隊指導者として、ローバー年代のスカウトに加えて若手の指導者の支援を行なっていきたいと考えています。持て余すほどではありませんが自由になる時間もあり、これまでの経験を活かしていければと考えます。

ローバースカウトの活動の目的のひとつとして地域社会との連携、結びつきがあげられます。ボーイスカウト以外にも多くの青少年育成のための活動がありますが、多くの活動で若い指導者が不足しています。昨年度は、地域の小学生、未就学児とその家族を対象に小学校の校庭でキャンプ体験を行いました。普段は経験できない天幕の設営・宿泊体験、野外ゲーム、夜間ゲームなど、スカウトならではの企画は共催した町内会の皆さんにも好評でした。今年度もスカウト活動の強みを活かし、地域社会との結びつきを続けていきたいと思います。